大切な書類の証明や確認に捺印されるのが印鑑です。
日本の社会ではすっかり定着している文化ですが、こういった印鑑文化はヨーロッパなどの欧米諸国では見られず、東アジアに限られています。
その起源をさらに紐解いてみると、メソポタミアにまでたどり着きます。

それは紀元前5500年頃のことでした。
新石器時代から金属器時代へと移る途中で、メソポタミア~イランにかけて、ごく初期の印鑑が生まれたのです。
神聖な文字を刻んだ石を、古代人は護符として身につけるため、これに紐を通してネックレスにしていたそうです。

使用するときには、石製の印鑑を粘土に押しつけてマークしていました。
押されていたのは紙ではなく、粘土など。
インクは使用されていませんでした。

印鑑の材料となったのは、石、金属、木材、象牙が用いられていました。
紀元前3300年頃にはシュメール人が円筒状の印鑑を発明。
続けて印影を押せる判子だったので封印に便利だったと考えられています。

円筒状の印鑑はその後に変化し、樽型から指輪型へとしだいに異なる形状になっていったのです。
指輪型の印鑑は、針金状のもので指に巻きつけて使われていました。

古代ローマでは鉄製の指輪型印鑑が登場。
婚約の際に左手の薬指に指輪型印鑑をはめる風習となり、これは今でもエンゲージリングとして残っています。

印鑑と指輪は、今でも目的も用途も全く違うものですが、その起源の根っこは同じだったのです。
ただ、どちらも何かの契約に使用されている点では、やはり似た要素があるのかもしれません。

はんこ(印鑑)とあんこ
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